陶芸窯
陶芸窯にはさまざまな種類があります。
陶芸の窯と聞くと、最初に浮かんでくるのは火で焼く窯ではないでしょうか。陶芸窯は、火を使用するガス窯や灯油窯などの窯だけではなく、電気窯や省エネ窯、家庭用窯などさまざまな窯が使用されています。窯ではないのですが、七輪で焼くこともできますし、窯を使用しない野焼きなどもあります。
これらの窯にはそれぞれ特徴があります。良い窯というものは、低温や高温の操作が簡単だったり、燃料が安価であったり、窯の修理や管理が簡単だったりするものなのです。これらの要素をしっかり兼ね揃えた窯が、「良い窯」とされています。ですが、窯を使う人が使いやすいと思った窯が良い窯になると思うので、これから窯を検討してみるという方は、いろんな窯についてしっかり特徴を掴んで自分にピッタリな窯を見つけてみてください。
ガス窯や電気窯など、それぞれの窯の特徴をご紹介したいと思います。
まず、電気窯はプログラムコントローラーで管理されるので、四六時中窯の側にいなくても良いというメリットがあります。また、「電気窯」ですが、これは断熱レンガやセラミックボードなどを使用している窯であれば電熱効果が高くなって放熱が減少することができるのです。そのため、温度が下がってしまうのをしっかり防いでくれます。
陶芸窯といえば、暖炉のようなかたちをした窯でしょうか。よく見かける窯は、「灯油窯」といいます。
この灯油窯は、温度調節がとても簡単なものがあり、温度調節メモリや送風機などを同時に使うことで、窯の中の温度を簡単に操作することができるようになっています。また、灯油を使用する場合、ガスや電気に比べると燃料費が安く済み、特殊バーナーを用いた窯になると短時間で高温焼成が出来るのです。灯油窯の中には、このバーナーを交換することによって、灯油から都市ガスやLPガスなどに燃料を変更することができるのです。使いやすい窯として選ばれていますよ。
「省エネ窯」は、陶芸窯でも注目されている窯のひとつです。この窯は、セラミックボードを使用していることが多く、セラミックボードを使用することによって今までの断熱レンガよりも電気容量が少なく、温度上昇を効率よくすることができます。そのため、電気料金も安くなるのです。また、修理が簡単な窯のひとつで、重さも軽いという陶芸窯になっています。
陶芸窯は、このほかにも色々ありますが、それぞれの陶芸窯に特徴があるのでこの機会にいろいろ比較して自分にピッタリな窯を見つけてみてはいかがでしょうか。
オーブン陶芸
自宅で気軽に楽しむことができる陶芸のひとつにオーブン陶芸があります。
オーブン陶芸は、低温度硬化型特殊粘土を使用して家庭内で作ることができる、クラフトホビーのひとつです。オーブン陶芸を成功させるには、十分な乾燥と焼き上げが重要になります。長いと思うほど気長に作ってみてくださいね!陶芸の中でも気軽に作ることができるミニ鉢を作ってみましょう。
オーブン陶芸に必要道具やな材料をご紹介したいと思います。
まず、オーブン陶芸用陶土を用意しましょう。ミニ鉢だと1袋400グラム入りで2袋程度必要になります。
道具には、できるだけ広い作業台、陶土を伸ばすのし棒、作業台に陶土がつくのを防ぐガーゼ、均等な厚みをするための板、陶土を切るための陶芸用ナイフ、このナイフをまっすぐ切るための定規、筆、空き瓶、オーブンです。
まず、作業台に粘土がつくのを防ぐためにガーゼを敷いて、陶土をのし棒で軽く伸ばしていきましょう。この陶土の端っこに均一の厚さになるように棒を置いて伸ばしていきます。
あらかじめ作っておいた型紙をタタラの上に置いて定規とナイフを使ってきれいにカットします。ナイフに粘土がついてしまったらその都度キレイに拭き取りましょう。そして、
同じように残りのパーツをキレイにカットします。
カットした粘土に模様を付けたい場合は、ここで模様をつけましょう。底になる部分ペンのキャップで穴を開けるのを忘れずに!
粘土が少し固くなるまで乾燥させます。粘土が硬くなったら、少しの粘土にお水を加えてよく溶きましょう。筆を使用して、接着する分部にノリのようにこの溶いた粘土を付けていきます。そしてパーツとパーツに隙間ができないようにくっつけます。ここではみ出した部分は筆できれいに拭き取っておきます。そして、指で粘土を伸ばして合わせ目を消しておきます。
粘土が白くなるまで日陰で乾燥させて待ちましょう。そして、いよいよオーブンで焼きましょう。天板にアルミホイルを敷いて、およそ160度~180度のオーブンで20~30分焼きます。焼き色が足りないと感じたらもう少し焼いてみてください。十分に冷めたら取り出します。
オーブン陶芸は、使用する陶土によって焼き時間なども異なります。陶土に書いてあることもあるので、よく読んでから使用するようにしましょう。
オーブン陶芸は自宅で気軽に作ることができますので、何度も作っているとだんだんコツがつかめてきます。ぜひ、たくさんの作品を作ってみてはいかがでしょうか。
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